髪質と毛量を考えるカットとは

こんにちは、Sho and Jeric Salonの店長の工藤です。

先月に、骨格を考えるカット2をお伝えしたので、その続きです。

髪質と毛量について、何を考えてカットしているのかお話ししたいと思います。

カットの失敗で一番多いのが「梳きすぎ」「セニングのしすぎ」で、髪がペラペラに薄くなってしまっている状態です。

以下の写真のように、カットラインを考えずに、量が多いからといって「梳き切った」ように、内側に短い毛が固まってあります。

髪質が、少しでもクセ毛だったりすると、短い毛は浮いてボリュームになってしまうので、

梳いて量が減ったはずなのに、クセ毛のボリュームで膨らんで、もっとまとまらない事になります。

純直毛なのか、多少のクセがあるのか、クセのタイプも、ボワーっと膨らむ程度か、ウネリがあるのか、捻れたような縮れ毛なのか

毛穴からも、立ち上がって生えているのか、寝て生えているのかによって、セニングの量や、セニングを入れる深さが変わってきます。

このような写真のように、カットラインを壊してしまうくらい、まるで目を閉じながらスキバサミを入れたようなカットでは、スタイルは長持ちもしないですし、日々のお手入れは大変になってしまいます。

正しく、誤魔化さないで、きちんとしたカットラインを作り、本当に必要な部分だけセニングをして量を調整すると、長持ちするし日々のお手入れも楽になります。

10年間、カットについて真剣に研究した技術を、是非ともお試し下さい!

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美髪の秘訣は、頭皮と髪のケア

ヘッドスパは、美容において非常に有益な手順で、頭皮の血行が促進されることで多くのメリットが得られます。

この施術は、頭皮と髪に栄養をしっかり供給し、健康的な髪の成長を促進するばかりでなく、頭皮の乾燥やフケの予防、かゆみや炎症の軽減にも効果的です。

血行促進によって毛根への酸素と栄養の効果的な到達が可能となり、これが髪の強化や輝きをもたらします。

また、ヘッドスパにはストレスや疲労の解消効果もあり、心地よい施術とリラックス効果により、日々のストレスを和らげることができます。

美容に興味のある方にとって、ヘッドスパは重要なケアの一環です。頭皮と髪の健康を保ちながら、リラックスした時間を過ごすことができ、これが美しい髪や良好な頭皮状態に繋がります。

ただし、1度や2度のヘッドスパでは、効果が感じられない方が多いかもしれません。

効果を最大限に引き出すためには、定期的なヘッドスパが必要です。自分に合った頻度で施術を受け、美しい髪と健康な頭皮を長く維持しましょう。

定期的なヘッドスパは、髪と頭皮に対するケアを進化させ、個々のニーズに合わせた施術が可能です。

プロの施術によって、頭皮状態や髪の悩みに焦点を当て、効果的なケアが提供されます。そして、ヘッドスパを通じて得られる穏やかなリラックス効果は、美容だけでなく心身のバランスを整える一環として重要です。

毛の流れも考えてカットしています。

こんにちは、Sho and Jeric Salonの店長の工藤です。

ホットペッパービューティーに掲載されている美容室がよく載せているキャッチフレーズに「骨格、髪質、毛量が1人1人違うから」と

カットの時に、もう一つ考えなくてはいけないことが、「毛の流れ」です。

後頭部の渦巻きは、一つだけの人、右巻き、左巻き、渦巻きが2個ある人…

そして、襟足にも渦巻きがある人、襟足も片方にある人もいれば、左右2個渦を巻いている人と、みなさん、色々な渦巻きをお持ちです。

そこで、骨格の歪みの話しの時もあったように、全く左右を同じ長さにカットすると、逆に左右の長さが変わってきてしまうんです。

濡れている時には、左右同じ長さに見えても、乾いてくると、渦巻きの影響をもろに受けるので、左側が浮いて、右側が沈むと、左右対称には見えないんです。

そこで、濡れている髪を切った時も、また乾かしてから長さをチェックしています。

毛流を計算してカットしていくのも、またカットの面白さでもあります。

そうやって計算されたカットは、伸びてきてもモチがよく、手入れがしやすくなります。

10年間、カットについて考え抜いたこだわりのカットを体験してみて下さい!

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縮毛矯正で失敗する理由

毎月のように、ご相談を受けるのが「縮毛矯正で失敗されました」です。

こんにちは、Sho and Jeric Salonの店長の工藤です。

美容師側の初歩的なミスとしか言いようがないのですが、本当に多いミスですね。

初めての縮毛矯正は上手くいっていたのに、2回目、3回目と回数を重ねるたびに、髪が傷んでいき、最後には縮れてゴワゴワ&チリチリになるケースが多いです。

1回目の縮毛矯正の施術は、当然ですが根本から毛先まで薬剤を塗布します。なので何の問題もなくキレイに仕上がります。

2回目の場合、だいたいがリタッチだと思うのですが…根本の伸びた部分だけ薬剤を塗布します。しかし、技術的に未熟だったり、面倒なのか、無知なのかは分からないのですが…

前回施術した、すでに矯正がかかっている部分にも薬剤を塗布してしまってます。

まだ、2回目なら、ギリギリ大丈夫な場合もありますが、髪が細かったり柔らかかったり、何度もカラーをしている髪だったりすると、前回縮毛矯正をあてた部分に再度薬剤を塗布してしまうと、髪は悲鳴をあげます。

それが3回目、4回目になると、もう毛先はゴワゴワ&チリチリになってしまいます。切れて枝毛になってもおかしくありません。

縮毛矯正は、伸びた部分だけに薬剤を塗布します。

これを守らないと、本当にダメージ毛になってしまいます。

根本付近はツヤツヤで良い感じなのに、毛先はボロボロという状態ですね。

よく前髪の縮毛矯正を失敗されたという方も多く、特に前髪は毛が細いので、ダメージが受けやすく、根本だけ薬剤をリタッチするのは難しいのもあり、

既に真っ直ぐになっている毛先にまで薬剤を塗布してしまい、縮れるというミスを起こしてしまいがちです。

縮毛矯正はリタッチの方が技術的にも難しく、作業行程は全体塗布と同じなのですが、リタッチの場合でも料金は変わらないです…。

この場合の縮れてしまった修正も難しいですが、トリートメントはヘアマゼラントリートメントで、かなり良い状態まで改善されます。

ただ正直、完全に直るまでには、お時間がかかるので、ゆっくり時間をかけて育てていく必要があります。

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1度の施術では良くはなりませんが、手入れは断然しやすくなり、ご好評を得ています。

髪に困っている方に、どうしたら笑顔になって頂けるかを一生懸命勉強して営業しています。

1度、ご相談下さい。

髪質改善の効果が期待できるのは、どんな髪質?

こんにちは、Sho and Jeric Salonの店長、工藤です。

今日は、お客様から頂いたご質問をブログにしました。

髪質改善の効果が期待できるのは、以下のような髪質の方です。

  1. エイジング毛
  2. ダメージ毛
  3. 細毛軟毛

1, エイジング毛

30代後半になると、実感として髪にハリやコシがなくなってくるかたが多いです。

若い時は、髪の毛の中に、ケラチンやコラーゲンが充分に保たれているものですが、年齢とともに、髪の中のタンパク質が減っていきます。。。

そして、白髪も伴ってきて、毎月カラーをする方も多いので、尚更ダメージが増してきます。

ダメージとは、髪の中のタンパク質の流出、年齢による髪の中のタンパク質の量の低下です。

髪の毛のダメージによる広がりがなくなる、出なくなる
ダメージによる広がりや、うねりはかなり綺麗になくなります。

2, ダメージ毛

前出のように、カラーでもダメージに繋がって行きますが、ブリーチや縮毛矯正、アルカリのpHが強い髪質改善などによって、髪の中のタンパク質が流出して、かなりのダメージに繋がります。

白髪ぼかしや白髪手術というメニューで、ブリーチ剤を使用して、2回〜4回のブリーチをした髪は、数ヶ月後にはゴワゴワになってしまいますので注意が必要です。

3, 細毛軟毛

細くて柔らかい毛質の猫っ毛の方も、髪質改善でストレートに近いくらいの効果が見られます。

この毛質は白人に多くみられ、海外でケラチン・トリートメントが流行する意味が分かります。

細毛軟毛の方は、ケラチン・トリートメントがオススメです。

まとめ

髪質改善もトリートメントの部類なので、クセを伸ばしたいという目的ではしない方が良いと思います。本来持っているご自身のクセ毛に対しては 効果を発揮しずらいです。

経験上の傾向としては、髪の毛を濡らした時に消える癖には若干効果がややあり、髪の毛を濡らしてもクセ毛のままの髪には、真っ直ぐになりにくいと思います。

髪質改善で、「こんなクセ毛が真っ直ぐになりました」というのは、縮毛矯正のパーマ液成分が入っている薬剤です。それは「髪質改善トリートメント」ではなく「髪質改善ストレート」なのかもしれませんね。

なんだか、言葉あそびみたいで、ややこしいですね…。

髪質改善を導入するときに、こだわっていること。

こんにちは、Sho and Jeric Salonの店長の工藤です。

髪質改善の定義というのが、業界で統一されていなく、

昔からある従来のステップ式トリートメント(2〜5種類のトリートメント剤を順番に塗布していくだけのもの)から、

強力な還元剤(パーマ液成分)が入っていてダメージを受けるものまで、たくさんありすぎて、美容師側も迷いがちになっている感じがします。

Sho and Jeric Salonでは、美しい髪を育てるというコンセプトを大切にしているので、髪質改善トリートメントを導入する際には、以下の事を基準としてこだわっています。

薬剤は、全て弱酸性〜中性で完結すること。

要は、アルカリ性に傾くものは避けるということで、

アルカリ性が悪というわけではないのですが、髪がアルカリ性に傾くと、毛は膨張して、その際に髪の中のケラチンなどのタンパク質が流失してしまいます。

トリートメントなのに、わざわざご自身の髪のタンパク質を壊すことは避けたいです。

昔、マツコ・デラックスで紹介されていた某髪質改善では、強アルカリと強酸の2種類の薬剤を使用で高温のアイロンでキューティクルを溶かして粘着させるという技法だったため、やればやるほど傷むというトラブルが多かったようです。

当サロンの髪質改善は…

●ケラチン・トリートメント
●マゼラン・トリートメント
●リケラ・トリートメント

以上の3つが弱酸性の薬剤で、髪を傷めずに1〜2ヶ月間、効果が持続するトリートメントを使用しています。

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超音波トリートメント、ケアプロってよい?

こんにちは、Sho and Jeric Salonの店長の工藤です。

当サロンでは、TOKIOトリートメントのお客様には、超音波トリートメントとして話題のケアプロも同時に行っています。

超音波トリートメントとは、トリートメントや髪質改善の効果を高めるために、振動は毎秒100万回以上と言われている超音波を発生する特殊なヘアアイロンを使用しています

通常の、加温するだけでは届かない、髪の深層部にまで、トリートメント成分を浸透させることができます。

ケアプロでは、エッシェンシャルライト照射を行っているので、補修力が更に高まります。髪内部をやさしく温めトリートメントの吸着・定着効果を高めます。

ケアプロの接地面を直接触っても、全く熱さが感じられないのが不思議です!

もう一つ、超音波振動がトリートメントの粒子を細かくしてくれることで、キューティクルを広げることなく髪の深層部にまで浸透してくれるので、いつものトリートメントみたいに置き時間を作らなくても、ケアプロを使用することで短時間でもヘアケア効果を最大限に引き出すことができます。

一般的なヘアアイロンとは違って温度が上昇するわけではないから、髪の毛を傷める心配もないので安心です!

TOKIOトリートメントにケアプロは追加料金無しで施術しますので、是非とも体験してみて下さい!

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骨格を考えるカットって何?

こんにちは、横浜の元町にある美容室、Sho and Jeric Salonの店長の工藤です。

よく、「骨格、髪質、毛量が1人1人違うから」と聞きますよね。

骨格を考えて何をどうカットするのかって、美容師でも分からない人が多いくらいなので、分かりやすく説明してみます。

頭の形(頭蓋骨)というのは、真ん丸ではなく、必ずどちらかに歪んでいます。

人によってはハチが張っていて絶壁の方(アジア人に多い)、もしくは後頭部が丸く出ている方(西洋人に多い)など色々です。

片側が丸く骨が出ていて、反対側が平たくという形の方も多いです。

そこで、例えば、正確に全部の長さを同じ10cmの長さにカットするとします。頭の形は左右均等ではないので、左右非対称になって、できあがったスタイルもなんか歪んで見えたりします。

なので、頭の形が出ている方を9cmにカットし、へこんでいる側を11cmにし、乾かした時に左右対称に「まとまる」ようにするというのが、骨格を考えてカットするということなのです。

10年間、カットについて考え抜いたこだわりのカットを体験してみて下さい!

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白髪ぼかしハイライト・白髪手術で後悔する人が増加中

最近、髪のトラブル相談やお直しで多くなっているのが、白髪ぼかし等でブリーチしたダメージです。

問題の根底にあるのは、美容師側がデメリットを伝えないで、いい所しか説明していないことにあります。

まずは白髪ぼかしについて説明したいと思います。

白髪ぼかしハイライトとは?

白髪ぼかしハイライトの手法:
白髪ぼかしハイライトは、細かいメッシュを全体的に入れ、明るい優しい色を使うことで、白髪を目立たなくさせる手法です。

この際に主に使用されるのがブリーチ材であり、ブリーチは髪のメラニン色素を壊して白金まで脱色する場合もあります。明るさを出すためだけでなく、いままで蓄積されていた白髪染めの残っている色素(残留色素)を分解するためにも使われます。

ブリーチの注意点

ブリーチ剤の効果と注意点:
ブリーチ剤は、明るい色を作るために必要であり、黒&白のようなコントラストに差が出ないよう、黒髪も白髪の白に近くするため(白髪をぼかすため)に使用されます。

しかし、ブリーチは髪にダメージを与える強力な薬剤であるため、注意が必要です。

最近では、ダメージを軽減するプレックス入りのブリーチ材も登場しています。 しかし、プレックス(トリートメント剤)が、流れ落ちた時には、バサバサ・ゴワゴワの髪になってしまいます。

カラー剤の特性と限界:
ブリーチではカラー剤のジアミン色素は分解できないため、暗い色に染めてある髪を明るくするのは難しいです。特に、40代以上の女性の髪は細くなり、薬剤のダメージをとても受けやすくなっているので、強い薬剤で髪を明るくするのは避けたいところです。

脱染剤の役割:
カラー剤で染めて発色したジアミン色素を分解するために「脱染剤」を使用します。脱染剤は染料を分解する薬剤で、染めた髪の色を変える助けをします。ダメージは相当なものなのでオススメしませんが、脱染剤の使用も白髪ぼかし等では検討されるべきポイントとなっています。

白髪ぼかし・白髪手術のデメリット

●ハイライト(メッシュ)でゴールド〜白金までブリーチをしないといけないので、2回〜4回のブリーチをしなくてはなりません。髪の負担はかなりのものと想像が付きますね。

●ブリーチを3回行えば、時間も3時間かかります。トータルすると4時間〜5時間はサロンに滞在することになります。

●料金も4万円前後かかります。クーポンを使っても3万円前後です。安すぎると、安価な薬剤を使用したり、給料の安い経験と知識不足のスタッフが施術する可能性もあります。お金と時間、お金と技術力は比例しますね。

●1週間後には、色味が落ちて金髪メッシュになる←自分で紫シャンプーなどで毎日メンテナンスが必要。娘さんから「山んばのよう」と言われたとショックを受けて、「他店の失敗をお直し」メニューでいらしたお客様もいました。

●結局、伸びてくるのは、いつもの白髪。髪が黄色〜白金になれば、それは伸びてきた白髪は目立たないかもしれませんが、周りからは「ただ白髪が増えただけ」と言われたと悲しんでいる方もいました。

●ベリーショートのスタイルだったら、ゴワゴワになる前に切ってしまうので良いかもしれませんが、ボブ〜ミディアム〜ロングの方は、傷んだ髪が伸びて健康な髪に入れ替わるのに2年〜3年はゴワゴワのダメージと付き合って行かないといけない。

まとめ

ショートスタイルならOKだと思いますが、ボブ以上の髪にはオススメしません。ただ、毎日紫シャンプーを使い、トリートメントもマメに行って、毎日メンテナンスをしっかりできる方でしたら、いいかもしれませんね😊

30歳代後半になれば、加齢による髪のウネリも出てきますし、髪も細くなっているところに、ブリーチという強力な薬剤はオススメしていません。どうしてもという方にだけ施術はしますが、基本、髪のツヤは年齢とともに大切になっていくので、髪を美しく育てて行く「育髪」というところに重点をもっていきたいと思います。

当サロンでは、シャンプーや薬剤、トリートメント、ドライヤーなども、良質なものを選んで日々、施術しています。

他店で失敗されてお直しをご希望の方は、ぜひともご相談ください。

ケラチン・トリートメントもオススメです😊



お気に入りのコームたち

最近新調したコームたちなのですが、これがめちゃくちゃ良いと思ったので軽くご紹介です!

ラブクロムというコームなのですが、芸能人の方にも愛用者がいて、とかすだけで艶とまとまり感が出ます!


さらに静電気も吸収してくれるそうなので、これからの季節にもぴったりかと思います。
コーム1つでこんなに違うのかと衝撃でした

正直結構良いお値段するのですが、お客様の髪が少しでも綺麗になればと!

是非このコームたちを使って綺麗にさせて下さい♪