最近、髪がバサバサでどうしようもないと悩んでいる40歳〜60歳代の方が増えていて、大体が「白髪を目立たなくできるからとブリーチをした」とのこと。
その際に、デメリットは聞かされていなく、良い所だけしか説明されなかったとのこと…。
一つ一つ、メリットデメリットを検証してみましょう。
① ケアブリーチだから痛まない
→その時はトリートメント成分が含有されているブリーチ剤だから確かに痛まないように見えますが、トリートメント成分が流れ落ちた数ヶ月後には、結局はブリーチしたバサバサの髪に…
② 2週間に1度していた白髪染めが、2ヶ月まで我慢できるように
→結局、伸びてくる自分の髪は白髪。気になるか気にならないかの違いであって、物理的に白髪は同じ分だけ伸びてくるのは一緒
③ ブリーチに対応したヘアカット
→長く伸ばすとダメージの蓄積が多くなるので、いつもショートカットにして、毛先が傷んで切るというのを繰り返さないといけない。結果、伸ばしたいときにブリーチ毛が付きまとってくるので、ザラザラ、ゴワゴワ、バサバサ広がってまとまらなくなる。
④ ブリーチを断られたお客様でも、ブリーチできます。
→後先を考えなければ、それは何でもブリーチできるが、3ヶ月後、半年後、1年後にお客様の事を考えたら、ブリーチはしない方法を進めているだけで、技術的にできないから断っているのではない。
ブリーチを伴う技術は、時間も掛かりますし、料金も3万円前後かかります。今日の売上げだけ考えたら、ブリーチを伴う白髪ぼかしや白髪手術を進めた方が良いですが、1年後の事を考えたら、胸を張ってオススメできるかは疑問です。
髪をブリーチするデメリット
- 髪のダメージ:ブリーチ剤は、髪のタンパク質を壊すアルカリ性の薬剤であり、髪のダメージを引き起こす可能性があります。髪の毛が脆くなり、切れやすく、枝毛や切れ毛が増えることがあります。
- 髪の乾燥:ブリーチ剤は、髪の水分を奪い、髪を乾燥させることがあります。髪がパサつき、広がってまとまりにくくなる可能性があります。
- 髪の色落ち:ブリーチ剤は、髪の毛に含まれる色素を取り除くため、色落ちしやすくなります。また、ブリーチ後にカラーリングを行った場合、色が入りにくく、色落ちしやすいことがあります。
- 頭皮の刺激:ブリーチ剤が頭皮に触れることで、かゆみや炎症、フケの原因となることがあります。
- アレルギー反応:ブリーチ剤に含まれる化学物質に対してアレルギー反応を起こすことがあります。かぶれやかゆみ、発疹、アレルギー性喘息などの症状が現れる場合があります。
以上のように、髪をブリーチすることには、髪のダメージや乾燥、色落ち、頭皮の刺激、アレルギー反応などのリスクがあるため、慎重に行う必要があります。ブリーチを行う場合は、適切なアフターケアやカラーリング剤の選択が重要です。
ブリーチをしてしまうと、髪が伸びて入れ替わるまで、ショートでも1年半以上、セミロングで約2年以上、ロングだと3年もかかります。年齢と共に、髪のツヤはとても大切です。よく考えてからブリーチをすることをオススメします。
髪がパサついてお困りの方は、弱酸性の薬剤のみを使用する熟成型トリートメントヘアマゼランや、ケラチントリートメントがオススメです。
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