お客様から、以下のようなメールを頂きました。
別の店で前髪の縮毛矯正をしてもらったところ、真っ直ぐには見えるのですが、触ると全体がごわつき、指通りが悪くなっていました。そして翌日、自宅でシャンプーして乾かしたら、毛先が四方八方にうねり、髪全体がパサついてしまいました。
原因
髪の中でも、一番大切な前髪がパサつくと悲しすぎますよね。。。以前に、前髪だけ縮毛矯正を他店でかけたお客様が、前髪全部、根本から溶け落ちたという方のお直しをした事がありましたが、前髪の失敗は避けて欲しいですよね…。
施術直後で、ごわついたとなると、
①薬剤の選定ミス
強い薬剤を選んでしまって、薬が効きすぎてダメージを与えた。
②薬剤の放置時間のミス
薬剤のマニュアルでは、15分放置とか書いていますが、髪質によっては5分放置で良い場合もあるので、見極めを間違えて放置時間が長すぎたのかもしれません。
③アイロン操作の時の水分バランス
アイロンを入れる時に、水分を100%飛ばして乾かしすぎでも駄目ですし、水分を残しすぎると、髪の中で水蒸気爆発が起きてダメージになります。8割ほど乾かしてアイロン操作をしないと駄目なのですが、その見極めは難しいかもしれません。
以上のどれかで、前髪のごわつきになったかと思われますが、見てみないと、直る程度のものか、切るまで直らないかは判断できかねます。。。
対処方法
今までの薬剤の施術の履歴を正確に知る
まずは、ここからです。お客様側も、生活に伝える必要があります。カラーの有無、ブリーチの有無、どのくらいの間隔でカラーをしてきたか、それはリタッチか全体染めか、パーマはいつ頃か、縮毛矯正も何月に行い、全体か根本だけか、部分なのか
薬剤選定
履歴を知ると、正確な薬剤選定ができます。通常の矯正剤はアルカリ性で髪を膨潤させます。その時に、髪の中のケラチン等のタンパク質が流れて髪が傷んだとなります。
髪がごわついて失敗した髪に、強いアルカリ性の薬剤で髪を膨潤させると、もっとごわつくので、修正の際には薬剤を中性、弱酸性の優しい薬剤で、じっくりゆっくり浸透させていく必要があります。
履歴が複雑な髪を失敗された場合は、中性や弱酸性の薬剤でも怖い場合があります。その際は、弱酸性で完結するヘアマゼラントリートメントを使用すると、軽度のビビり毛であれば、それなりに回復します。
最悪は、切るしかなくなるので、美容室選びは大切ですね。
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